こんにちは、Canaです。
前回は、年金制度・国民年金(基礎年金)・公的年金の給付について解説しました。
今回は、老齢基礎年金について紹介していきます。
老齢年金(老齢基礎年金)
①受給資格と年金額
受給資格 | 受給資格期間が10年以上の者が65歳になったときから保険料納付済期間と保険料免除期間等を合算した期間 |
年金額 | 満額で781,700円(2020年度) ただし、免除期間等がある者はこれより少なくなる |
【年金額の計算例】
・保険料納付済期間:38年(456ヵ月)
・学生納付特例期間(追納なし):2年(24ヵ月)
781,700円×456ヵ月÷(456ヵ月+24ヵ月)≒742,615(1円未満四捨五入)

学生納付特例期間は年金額には反映されないよ
②繰上げ受給と繰下げ受給
繰上げ受給 | 繰下げ受給 | |
概要 | 65歳よりも早く年金の受け取りを開始すること | 65歳よりも遅く年金の受け取りを開始すること |
受取開始年齢 | 60~64歳 | 66~70歳 |
年金額 | 減算⇒繰り上げた月数×0.5% | 加算⇒繰り下げた月数×0.7% |

繰下げ受給の方がお得になるんだね
③付加年金
第1号被保険者は、任意で月額400円を上乗せして納付することで「200円×付加年金の納付月数」が老齢基礎年金に加算されます。
なお、付加年金は国民年金基金との併用はできません。

国民年金基金は65歳以降に受給ができる制度で、主に厚生年金がない自営業者にとって2段階に上乗せができるから、基礎年金だけ支払っている人よりも多く受け取れるよ
試験問題①
老齢基礎年金の受給資格期間を満たすためには、保険料納付済期間、保険料免除期間等を合算した期間が( )以上必要である。(2018年1月)
1)10年
2)20年
3)25年
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