【FP3級】生命保険の基礎・生命保険料・契約時の義務・保険料の払い込みについて#17

FP3級

こんにちは、Canaです。

前回は、保険の原則・契約者等の保護について解説しました。

今回は、生命保険の基礎・生命保険料・契約時の義務・保険料の払い込みについて紹介していきます。

生命保険の基礎

①生命保険の種類

生命保険には、死亡保険、生存保険、生死混合保険の3種類があります。

生死混合保険ってあまり聞いたことがないよね

②生命保険の基本用語

契約者保険会社と契約を結び、契約上の権利・義務を持つ者
被保険人保険の対象となっている者
受取人保険金等の支払いを受け取る者
保険料契約者が保険会社に払い込むお金
保険金被保険者が死亡・高度障害状態のときなどに保険会社から支払われるお金
給付金被保険者が入院や手術をしたときなどに保険会社から支払われるお金
解約返戻金保険契約を途中で解約した場合に契約者に払い戻されるお金
特約主契約に付加して契約するもの

保険商品を扱うなら覚えておこうね

生命保険料

①保険料の算定

保険料は、3つの予定基礎率に基づいて算定されます。

予定基礎率内容保険料との関係
予定死亡率統計に基づいて、性別・年齢別に算出した死亡率予定死亡率↓ ⇒ 保険料↓
予定利率保険会社があらかじめ見込んでいる資産運用による利回り予定利率 ⇒ 保険料
予定事業費率保険会社があらかじめ見込んでいる事業運営に必要な費用予定事業費率↓ ⇒ 保険料↓

利回りが良かったら支払う保険料も安くなるから、保険会社を選ぶときの目安にしとくといいね

②保険料の構成

純保険料が死亡保険料・生存保険料に繋がるよ

③剰余金

3つの予定基礎率をもとに算出された保険料と、実際にかかった費用には差額が生じます。

一般的に、予定基礎率は余裕を持たせた値を設定するため、保険会社が受け取る保険料の方が実際にかかった保険会社の費用よりも多くなります。

この場合の差額を剰余金といい、その要因は3つあります。

要因内容
死差益予定死亡率で見込まれた死亡者数よりも実際の死亡者数が少ないときに発生
利益差予定利率で見込まれた運用収益よりも実際の運用収益が多いときに発生
費差益予定事業費率で見込まれた経費よりも実際の経費が少ないときに発生

利益差だけ多いときに発生すると覚えておくといいね

試験問題①

生命保険の保険料の計算に用いられる3つの予定基礎率は、予定死亡率・( 1 )・( 2 )である。(2011年5月に出題)

1)(1)予定収益率 (2)予定配当率

2)(1)予定利率 (2)予定事業費率

3)(1)予定生存率 (2)予定経費率

答えは次のページ

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