こんにちは、Canaです。
前回は、生命保険の税金について解説しました。
今回は、損害保険の基礎・一部保険・全部保険・超過保険について紹介していきます。
損害保険の基礎
損害保険は、事故・災害等、偶然のリスクによって生じた損害を補填するための保険です。
①損害保険の基本用語
保険契約者 | 保険会社と保険契約を結び、契約上の権利・義務を持つ者 |
被保険人 | 保険の補償を受ける者、または保険の対象となる者 |
保険の目的 | 保険を掛ける対象 |
保険価額 | 保険事故が生じたときに被保険者が被る損害の最高見積額 |
保険金額 | 保険会社が損害に対して支払う保険金の最高限度額 |
保険金 | 保険事故が生じたときに保険会社から被保険者に支払われるお金 |

生命保険と共通している部分があるね
損害保険では保険価額は事故による損害の見積額のことだよ
②損害保険の基本原則
損害保険は、大数の法則と収支相等の原則に加え、給付・反対給付均等の原則(公平の原則)と利得禁止の原則により成り立っています。
給付・反対給付均等の原則(公平の原則) | 利得禁止の原則 |
契約者が負担する保険料と事故発生の際に支払われる保険金は、それぞれの事故発生リスクの大きさや発生確率に見合ったものでなければならないとする考え方 | 保険金の受取りによって儲けを得ることを禁止すること |

損害保険の原則はわかりやすくていいね
試験問題①
損害保険において( )とは、保険の対象の評価額を示すものであり、保険事故が生じたおきに被保険者が被る損害の最高見積額のことである。(2012年5月に出題)
1)保険金額
2)保険価額
3)保険の目的
答えは次のページへ