【FP3級】預貯金の基本・単利と複利・固定金利と変動金利について#33

FP3級

こんにちは、Canaです。

前回は、消費者契約法・金融商品販売法・金融商品取引法について解説しました。

今回は、預貯金の基本・単利と複利・固定金利と変動金利について紹介していきます。

預貯金の基本

預貯金は、預金・貯金の総称をいい、元本が保証されており、いつでも引き出せるというのが特徴です。また、元本に対して一定利率の利息を受け取ることができます。

①利回り(年平均利回り)

利回り(年平均利回り)とは、元本に対する1年あたりの収益であり、次の計算式で求められます。

利回り(年平均利回り)=(収益合計÷預入年数)÷当初の元本×100

公式どおりに計算すれば簡単だよ

単利と複利

利息の計算方法には単利と複利があります。

単利は、当初の元本にのみ利息がつく計算方法です。

複利は、利息も元本に含めて利回りを計算する方法です。利息が1年に1回つくものを1年複利、半年に1回つくものを半年複利といいます。

計算式
単利元利合計=元本×(1+年利率×年数)
1年複利元利合計=元本×(1+年利率)年数
半年複利元利合計=元本×(1+年利率÷2)年数×2

年利率は2%なら0.02に換算するといいよ

例)元本100万円を年利率2%で3年間預けた場合
単利3年後の元利合計
100万円×(1+2%×3年)=106万円
⇒1,000,000×(1+0.02×3)=1,060,000
1年複利3年後の元利合計
100万円×(1+2%)3年=1,061,208…万円
⇒1,000,000×(1+0.02)×(1+0.02)×(1+0.02)=1,061,208…
半年複利3年後の元利合計
100万円×(1+2%÷2)3年×2=1,061,520…万円
⇒1,000,000×{(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)}=1,000,000×(1.06152015060)=1,061,520…万円

1ヵ月複利の場合は、元本×(1+年利率÷12)(年数×12)乗となるよ

試験問題①

3か月満期、利率(年率)2%の定期預金に10,000,000円を預け入れた場合、3か月を0.25年として計算すると、満期時の元利合計額は( )となる。なお、税金や手数料等を考慮しないものとする。(2016年1月に出題)

1)10,050,000円

2)10,100,000円

3)10,200,000円

答えは次のページ

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