こんにちは、Canaです。
前回は、消費者契約法・金融商品販売法・金融商品取引法について解説しました。
今回は、預貯金の基本・単利と複利・固定金利と変動金利について紹介していきます。
預貯金の基本
預貯金は、預金・貯金の総称をいい、元本が保証されており、いつでも引き出せるというのが特徴です。また、元本に対して一定利率の利息を受け取ることができます。
①利回り(年平均利回り)
利回り(年平均利回り)とは、元本に対する1年あたりの収益であり、次の計算式で求められます。
利回り(年平均利回り)=(収益合計÷預入年数)÷当初の元本×100


公式どおりに計算すれば簡単だよ
単利と複利
利息の計算方法には単利と複利があります。
単利は、当初の元本にのみ利息がつく計算方法です。
複利は、利息も元本に含めて利回りを計算する方法です。利息が1年に1回つくものを1年複利、半年に1回つくものを半年複利といいます。
計算式
単利 | 元利合計=元本×(1+年利率×年数) |
1年複利 | 元利合計=元本×(1+年利率)年数 |
半年複利 | 元利合計=元本×(1+年利率÷2)年数×2 |

年利率は2%なら0.02に換算するといいよ
例)元本100万円を年利率2%で3年間預けた場合
単利 | 3年後の元利合計 100万円×(1+2%×3年)=106万円 ⇒1,000,000×(1+0.02×3)=1,060,000 |
1年複利 | 3年後の元利合計 100万円×(1+2%)3年=1,061,208…万円 ⇒1,000,000×(1+0.02)×(1+0.02)×(1+0.02)=1,061,208… |
半年複利 | 3年後の元利合計 100万円×(1+2%÷2)3年×2=1,061,520…万円 ⇒1,000,000×{(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)×(1+0.02÷2)}=1,000,000×(1.06152015060)=1,061,520…万円 |

1ヵ月複利の場合は、元本×(1+年利率÷12)(年数×12)乗となるよ
試験問題①
3か月満期、利率(年率)2%の定期預金に10,000,000円を預け入れた場合、3か月を0.25年として計算すると、満期時の元利合計額は( )となる。なお、税金や手数料等を考慮しないものとする。(2016年1月に出題)
1)10,050,000円
2)10,100,000円
3)10,200,000円
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