【FP3級】外貨建て金融商品の基本・主要な外貨建て金融商品について#40

FP3級

こんにちは、Canaです。

前回は、投資信託の分類について解説しました。

今回は、外貨建て金融商品の基本・主要な外貨建て金融商品について紹介していきます。

外貨建て金融商品の基本

①外貨建て金融商品とは

外貨建て金融商品とは、取引価格が外貨建て(米ドル、ユーロなど)で表示されている金融商品をいいます。

世界情勢によって変動するよ

②為替レート

TTS
(Telegraphic Transfer Selling Rate)
円を外貨に換えるときの為替レート
銀行が外貨を売るときの為替レート)
TTB
(Telegraphic Transfer Buying Rate)
外貨を円に換えるときの為替レート
銀行が外貨を買うときの為替レート)
TTM
(Telegraphic Transfer Middle Rate)
銀行が顧客と外国為替取引を行う際に基準となるレート(仲値

S=売る、B=買う、M=仲値、というように覚えるといいね

③為替リスク

為替変動リスクとは、為替レートの変動により、外貨建て金融商品の価値が変動する可能性のことをいいます。

為替レートの変動によって生じた利益を為替差益、損失を為替差損といいます。

為替は常に変動しているから、日本円みたいに一定ではないよ

④円高と円安

円高円安
定義円高とは、円の他通貨に対する相対的価値が高い状態のことをいう円安とは、円の他通貨に対する相対的価値が低い状態のことをいう
為替差益・為替差損との関係例)1ドル100円のときに10ドルを購入し、その後、円高となり、1ドル80円のときに10ドルを売却した場合、為替差損が生じる。
・購入時に支払った日本円 1,000円
・売却時に受け取った日本円 800円
・売却時に生じる為替差損 ▲200円
例)1ドル100円のときに10ドルを購入し、その後、円安となり、1ドル110円のときに10ドルを売却した場合、為替差益が生じる。
・購入時に支払った日本円 1,000円
・売却時に受け取った日本円 1,100円
・売却時に生じる為替差益 +100円

商品を売却するなら円安のときがねらい目だね

試験問題①

下記の〈為替レート〉によって、円をユーロに換えて、ユーロ建て外貨預金に1万ユーロ預け入れる場合、預入時に必要な円貨の額は( )である。(2016年9月に出題)

〈為替レート〉

TTS:124.34円 TTM:122.84円 TTB:121.34円

1.121万3,400円

2.122万8,400円

3.124万3,400円

答えは次のページ

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