こんにちは、Canaです。
前回は、課税標準の計算の全体像・損益通算・損失の繰越控除について解説しました。
今回は、所得控除について紹介していきます。
所得控除
所得控除とは、所得金額から控除することができるものをいいます。
課税標準から所得控除を差し引いて課税所得金額を計算します。
■基礎控除
基礎控除は条件なく適用できるが、合計所得金額に応じて金額が異なります。
合計所得金額 | 控除額 |
2,400万円以下 | 48万円 |
2,400万円超 2,450万円以下 | 32万円 |
2,450万円超 2,500万円以下 | 16万円 |
2,500万円超 | 適用なし |
■配偶者控除
控除対象配偶者がいる場合に適用できます。
控除対象配偶者の要件 |
①納税者本人と生計を一にする配偶者(青色事業専従者と事業専従者を除く)であること |
②配偶者の合計所得金額が48万円以下(年収103万円以下)であること |
③納税者本人の合計所得金額が1,000万円以下であること |


老人控除対象配偶者とは、70歳以上の控除対象配偶者のことだよ~
試験問題①
配偶者控除の対象となる控除対象配偶者とは、納税者と生計を一にする配偶者(青色事業専従者としえ給与の支払を受ける者および事業専従者に該当する者を除く)で、かつ、その合計所得金額が103万円以下である者をいう。(2016年1月に出題)
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