【FP2級】所得税の仕組みについて#23

FP2級

こんにちは、Canaです。

前回は、ポートフォリオ理論・金融商品と税金について解説しました。

今回は、所得税の仕組みについて紹介していきます。

税金の基本

①税金の分類
②税金の納付方法

所得税の基本

所得とは、個人の1年間(1月1日から12月31日まで)の収入から必要経費を差し引いた金額をいい、所得に対してかかる税金を所得税といいます。

①所得税法における居住者・非居住者と納税義務
居住者国内に住所を有し、または、現在まで引き続き1年以上居所を有する個人原則として、国内外で生じたすべての所得について課税される
非居住者居住者以外の個人日本国内において生じた所得に限り課税される
②所得税の計算の流れ
①所得金額を計算所得を10種類に分け、各種類ごとに所得金額を計算
①利子所得②配当所得③不動産所得④事業所得⑤給与所得⑥退職所得⑦山林所得⑧譲渡所得⑨一時所得⑩雑所得
②課税標準を計算各所得金額を合算(損益通算・損失の繰越控除)し、課税標準を計算
③課税所得金額を計算課税業潤から所得控除を差し引いて課税所得金額を計算
①基礎控除②配偶者控除③配偶者特別控除④扶養控除⑤障碍者控除⑥寡婦(寡夫)控除⑦勤労学生控除⑧社会保険料控除⑨生命保険料控除⑩地震保険料控除⑪小規模企業共済等掛金控除⑫医療費控除⑬雑損控除⑭寄付金控除
④所得税額を計算課税所得金額に税率を掛けて所得税額を計算
⑤申告税額を計算所得税額から税額控除(住宅ローン控除、配当控除など)を差し引いて申告税額を計算
③総合課税と分離課税
総合課税各所得金額を合算して課税①利子所得②配当所得③不動産所得④事業所得⑤給与所得⑧譲渡所得(土地、建物、株式の譲渡所得以外)⑨一時所得⑩雑所得
分離課税他の所得金額と分離して課税①利子所得⑥退職所得⑦山林所得⑧譲渡所得(土地、建物、株式の譲渡所得)

分離課税には源泉分離課税(所得から税額が天引きされるタイプ)と申告分離課税(自ら税額を申告するタイプ)があるよ~
利子所得はほとんどが源泉分離課税で、退職所得、山林所得、譲渡所得(土地、建物、株式の譲渡所得)は申告分離課税に該当するよ~

次回は、利子所得・配当所得・不動産所得・事業所得・給与所得について解説します。

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